教授　村上　雅人 研究テーマ 研究室メンバー 超伝導の基礎 バルク超伝導体の誕生 論文 特許
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映像公開　UCASによる浮上実験

　われわれのまわりには場（field）と呼ばれる空間が存在します。普段、場というものを実感することはできませんが、場の中に、あるものを持ってきた時に力が働くことで、場の存在を確認することができます。
　場には、重力場、電場、磁場があります。重力場では質量があるものに力が働きます。われわれが宇宙空間に放り出されずに、地球の上で平穏に暮らせるのは、地球の重力のおかげです。
　一方、電場では電気的に帯電したもの（電荷）を持ってくると力が働き、磁場では磁石などの磁化されたもの（磁荷）を持ってくると力が働くことで、その存在を知ることができます。人類の歴史の中で、電場や磁場の存在は古くから知られていましたが、磁場が積極的に利用されるようになったのは、ごく最近のことなのです。
　最近、磁場を利用した浮上実験が注目を集めています。その代表が超伝導浮上ですが、UCASあるいはLevitronと呼ばれる、磁場を利用した浮上キットがあり、磁石のついたこまをまわすことで、自由空間に磁石を浮かすことができます。その実験を体感してください。このウェブで公開するのは、村上研のゼミ生が行った浮上実験の映像です。その不思議な世界を実感してください。


浮上実験ビデオ 浮上実験ビデオ２